就職活動

『支配への抵抗』自他の境界線(バウンダリー)を守り脳内の呪いを解く方法

Akatsuki

強い言葉による支配と「課題の分離」

世の中にあふれる「こうあるべき」という強い言葉は、私たちの判断力を奪います。
恐怖や焦りによって他者をコントロールしようとする、支配の構造です。

これに対抗するために、オーストリアの精神科医アルフレッド・アドラーが提唱した「課題の分離」が役立ちます。
(出典:アルフレッド・アドラー「個人心理学」)

何を言われてもどう行動するかは自分が決めることであり、他人に指図される筋合いはありません。
逆に、自分が何を言ってもそれを相手が受け入れるかどうかは相手の課題です。
他者の領域に踏み込まず、自分の領域も侵させない姿勢が、強い言葉の支配から身を守る武器になります。

自他の境界線(バウンダリー)がもたらす自由

どれほど仲が良い人であっても、価値観が100パーセント一致することはありません。
相手をすべて肯定しなければならないという子供のころの教育は、一度手放してみましょう。

自分の行動は自分で決めてよく、相手がどう受け止めるかも相手の自由です。
境界線は、自分を守る防壁であると同時に、相手をコントロールしない優しさでもあります。
これに気づくことで、人は初めて「過剰な誠意」という自傷行為から抜け出すことができます。
自立とは、他者との健全な境界線を引くことから始まります。

脳内で響く「他人の声」という呪いを特定する

私たちは、脳内で響く「べき」という声を、自分自身の良心や責任感だと勘違いしがちです。
だからこそ、それに背くことに強い罪悪感を覚えてしまいます。

しかし、その糸をていねいに紐解くと、それは親の小言や学校の先生の言葉だったりします。
過去の誰かが放った言葉を、自分の脳内に住まわせてしまっている状態です。
出所が特定できた瞬間、その言葉は呪いとしての力を失います。
他人の持ち物だと分かれば、きれいに境界線を引いて相手に返すことができます。

親との絶縁にともなう安堵と罪悪感の正体

親と縁を切ることで、ようやく安心やしあわせを得られる当事者も多くいます。
しかし、親が亡くなったときに安堵を感じる自分を、ひどい人間だと責める必要はありません。
自分を脅かす存在が地球から消えたことへの安堵は、生存本能として正常な反応です。

それなのに落ち込んでしまうのは、かつて植え付けられた支配の言葉が脳内で抵抗しているためです。
親を敬うべきだという他人の価値観が、今もあなたを縛ろうとしています。
あなたがひどい人間なのではなく、植え付けられた支配がそれだけ根深い証拠です。
切除できなくなる前に、若い世代に引き継がれている呪いを払い、自分の人生を取り戻しましょう。

進路、就職の場面では、この無意識下での良かれと思ってという仮面を被った支配に阻まれることが多くあります。時代の流れがここまで早くなって常識のアップデートが追いつかないのも仕方ないです。ですが、あなたの人生はあなたが決めて進んでいいのです。
もし、自分一人では困難な時は、考えの似た人の言葉に耳を傾けてみてください。

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