客観的なワークで呪いを解く!自分で決めて動き出す若者たちの成果
感情論ではなく「客観・論理・視覚」でアプローチする理由
信頼関係が確立した段階で、自分の状況を把握するためのワークショップを行います。 ここで大切なのは、「あなたは悪くないよ」といった一時的な感情論だけで終わらせないことです。
なぜなら、脳内が「家族を助けるべき」といった強い言葉(呪い)で占拠されている状態のときは、いくら優しい言葉をかけても、元の環境に戻れば再び呪いが作動してしまうからです。そのため、自分の置かれた環境をグラフや図を使って、客観的、論理的、視覚的に整理する手法を取り入れます。
「メタ認知」が気づかせるシステムのバグ
自分の状況を紙の上に描き出し、外側から眺めることを心理学ではメタ認知と呼びます。 視覚的に自分の環境を俯瞰した瞬間、若い人たちは驚くべき気づきを得ることになります。 「自分がダメだからできない」のではなく、「単にシステムのバグ(構造の歪み)の中に放り込まれているだけだ」と、自分自身と問題を切り離して捉えられるようになるためです。
これまで周囲の要求に答えるために外側へと過剰に張り巡らせ、麻痺させていた「快・不快」のアンテナが、ようやく自分自身の内面へと向き始めます。自分の本音をキャッチし、他人の評価軸ではなく、自分の軸で自己分析を行うエンジンがここから再起動します。
「許可」から「事後報告」へ。自立のお披露目という成果
この客観的なワークを経て、自分の内面のアンテナを取り戻した人たちは、明らかな行動の変化を見せてくれます。 誰かに「これをやってもいいですか」と事前に許可を求める他人の軸を脱し、「このままでは嫌だ」と自ら行動を起こすようになります。
そして、行動した後に「自分で決めて、これができたよ」と事後報告に来てくれるのです。これは、誰の指図も受けずに自分の人生を自分で決めたという、最高に誇らしい自立のお披露目 完璧を求めず、失敗しても大人がバックアップするという安心感の土台があるからこそ、若者たちは自分の可能性を信じて、力強く未来へ歩き出すことができます。